踊るあほうのブログ

同じ阿呆なら踊らにゃ損

刀剣男士の紅白、CDTV出演に寄せて

 

間もなく紅白歌合戦が始まりますね!

刀剣男士の紅白歌合戦CDTV出演についてなんとなーく思ったこと書いてきたいと思います。

私は出演決定の際には刀ミュの存在は知っていても作品すら見たことなかったので新規がなんか言ってるなーと流し読みでもしてください。

 

 

刀剣男士の出演が決まった時、まだ未履修の私は凄いなーと思うと共に正直「あーまた何も知らない外野から馬鹿にされるんだろうなー」と思ってしまった。

2.5次元ミュージカルという言葉は以前より浸透してきたとは思うけれど、現状今の2.5次元がコンテンツの1つとして一般人に受け入れられる土壌はまだ育っていないと思うからだ。

なによりその嘲笑に似た雰囲気や批判を矢面から受けるのも出演するキャストである。私にはそれが一番耐えられない。

応援している私たちをキモイと叩くのは100歩譲っても良い、けれど懸命にステージに立つ彼らを馬鹿にしていい玩具として扱われるのはとても心が痛む。

私にとって好きなものを否定されるのは自分自身の存在を否定されることに等しいからだ。

 

でも【受け入れられる土壌】が出来て出演できるのはいつなんだ?【受け入れられる土壌】というのはいつ育つのか?と聞かれると、今が育てている最中なんだろうなー

今回の紅白、CDTV出演も結果でなく【2.5次元ミュージカルがサブカルチャーでなく1つのコンテンツとして受け入れられる】過程の一つとして考えられるのかなーと。

 

日本人口1億2000万、紅白の視聴率30%として3600万人が見ている計算、その中でもしも1万人に1人でも興味を持って劇場に来てくれるなら3600人、1000人に1人なら36000人、アリーナクラスなら余裕で埋められる。

そんなに劇場に来てくれる人がいるとは考えられないけど、目に触れる機会が無いとワンチャンすら生まれない。

 

仕事をしていると宣伝、広告というのは本当に重要でお金をかけてでも人の目に触れさせるというのは何よりも優先すべき事なんだなーと丸がいくつも並ぶ広告の見積もりを見ていて思う。

今では仕事より私生活よりなにより劇場に通う事を優先している私も元々舞台もテニミュも宝塚も昔は嫌いというかバカにしていた方だった。

そんな私が観劇沼に転がり落ちたのも、まだマイナーだったニコニコ動画テニミュに出会ったのがきっかけだった。

 

 

現状日本の観劇人口は全人口に対し1%位と言われていて、今はそのわずかなパイを奪うような状態になっている。人口減少が進んでいるので観劇人口はますます減るし、演劇は基本劇場で上演するので、今はライブビューイングもメジャーになったものの市場はTV・動画コンテンツよりもずっと狭くなる。
劇場が集中している銀座日比谷界隈にいるとほぼ同志しか居ないので完全に麻痺するんだけど、遠征先で他のアーティストの公演(ジャニーズとか)とぶつかると舞台ってマイナー趣味だなと感じることがあって。
これだけ娯楽の増えた今の時代で、先細りせずに新規顧客層を広げていくにはとにかく目に触れる機会を増やしていくのが大切なのかなーと。

演出も進化してプロジェクションマッピングを使った映像演出とか大人数の舞台最近多いけど、あれだけのものを用意するのにどれだけ予算が必要か。。。

実際に舞台だけでは採算が取れずグッズやLVに頼っている公演沢山ありますほんと。

ジャンルは違いますが、東宝ミュージカルも『芝居をしている間になんでいきなり歌うの?』状態から今ではFNS常連になって受け入れられつつあるし。*1

 

色々うだうだ考えていたんだけど、リハーサル風景とかいろんなメディアで刀剣男士を見るとやっぱり上がるし、演じるキャストが出演決定含めリハーサルに至るまで、本当に楽しそうに報告してくれるのが何よりうれしい。

 

ともかく紅白も、CDTVも今後出られるか、そして出られたとしても今のキャストで出られるとは限らないのでせっかくなら今の祭状態を楽しんでいきたい!!

 

『踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々』by阿波踊り

 

とりあえず朝5時まで出演は読めないので買い出し行ってきます!!

*1:※これはハリウッドのミュージカル映画も影響としてあるだろうけど